2011/07/04|営農販売部
稲の生育状況確認を実施。
お客様や販売先の直接のオーダーに応じて米を栽培し、生産者の所得を向上安定する取り組みを進めています。現在はコシヒカリや特別栽培ササニシキ、特別栽培ひとめぼれなど契約栽培として作付し、徐々に面積を拡大しています。
今年から新たにこの栽培を行っている仲間を中心に、先日、水稲の生育確認を行いました。
契約栽培は、一般生産の米とは異なる販売ができるかわりに、生産管理上の苦労も少なくありません。
品種改良され耐病性が高く比較的に栽培しやすいBLコシヒカリやBLササニシキではなく、お客さまの要望が改良される前の昔からあるコシヒカリやササニシキであるため、やはり天気の変化には気をつけます。
多くが倒伏しやすい品種であるため施肥にたよった管理ができなく、食味を向上するためにSPAD値で葉色を診断しながら、稲の生育状況に応じた細やかな栽培管理になります。
この日も、草たけ、茎数、葉数、葉色(SPAD値)を実測し、幼穂形成後期から穂ばらみ期の管理方法を確認しました。
その翌日から東北地方、特に日本海側で記録的な豪雨となり、当酒田市でも大雨が降り続いき浸水した水田も発生しました。
降りはじめからの降水量が300mmに達し、これは梅雨6月1ヶ月間の降水量の2.5倍もの雨が2日間で降った計算になるそうです。
今年も天候には苦労しそうです。